全身をむしばむ!歯周病菌の恐怖 - 2025年月4号

全身をむしばむ!歯周病菌の恐怖 - 2025年月4号

MEDICAL SUPERVISOR / 医師監修
村上院長 (IMCクリニック)
IMCクリニック院長として統合医療・波動医療の臨床に従事。イメディスジャパン提携クリニックにて本記事の医療関連情報を監修しています。
※ 本記事は健康情報の提供を目的としており、医療行為・医療的診断を代替するものではありません。症状がある場合は医療機関にご相談ください。

全身をむしばむ!歯周病菌の恐怖 - 2025年月4号

この記事は、IMCクリニック来院患者様、オンラインショップの購入者様にお渡している「IMEDIS News - イメディス新聞(月刊)」に掲載している「IMCクリニック情報」の内容となります。

IMEDIS News 2025年4月号掲載内容


全身をむしばむ!歯周病菌の恐怖

私たちの口の中には、数百種類もの細菌が生息しています。その中でもミュータンス菌(Streptococcus mutans)やポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis、通称PG菌)などは、歯周病の主な原因菌として知られています。

歯周病は歯肉や歯を支える骨(歯槽骨)が慢性的に炎症を起こす疾患で、進行すると歯がぐらついたり抜けたりすることもあります。しかし最近の研究で、これらの歯周病菌が血管や神経を介して全身に影響を及ぼし、さまざまな病気のリスクを高める可能性が指摘されるようになりました。

代表的な例として挙げられるのがアルツハイマー病(AD)です。AD患者の脳組織からは、PG菌が産生する毒素(ジンジパイン)が検出されたという報告があります。マウスを使った実験でも、口腔内でPG菌に感染させると脳にまで菌が侵入し、認知機能にかかわる部分を傷つけることが確認されています。まだ決定的な治療法が見つかっていない認知症の一部に、歯周病菌が関与している可能性があるのは驚くべき事実です。

パーキンソン病(PD)においても、患者さんが口腔ケアを十分に行いにくいことから重症の歯周病を合併しやすい傾向が認められます。ただし、歯周病自体がPDの原因かどうかはまだはっきりしていません。

一方で多発性硬化症(MS)では、歯周病を持つ患者さんが健常な方よりも高い確率でMSを発症するという研究結果が示されました。口腔内の慢性的な炎症が免疫系を活性化し、中枢神経を誤って攻撃する一因になりうると推測されています。

さらに、歯周病と心筋梗塞脳卒中などの心血管疾患との関連も古くから研究されてきました。重度の歯周炎を放置すると、菌や毒素が血管に入り込んで全身の炎症反応を高め、動脈硬化を進めるリスクになると考えられています。特にミュータンス菌の中にはコラーゲンと結合しやすい特殊な株があり、脳内出血の誘因になる可能性が指摘されています。

同様に、糖尿病をお持ちの方が歯周病を放置すると血糖値のコントロールが悪化しやすく、一方で適切な歯周治療を受ければヘモグロビンA1c(HbA1c)の値が改善したというデータも報告されています。

こうした事実は、口の中の細菌と全身の臓器・組織が意外なほど密接につながっていることを示すものです。私たちの体は、一部の臓器や組織だけが病むのではなく、互いに影響を与え合いながら全体のバランスを保っています。歯ぐきの炎症を軽く見て放置してしまうと、その影響が脳や心臓、血管、さらに免疫系など広範囲に波及しうるのです。

IMCクリニックでのコンディショニングチェックでは、上記に述べた歯周病菌である「ミュータンス菌」「PG菌」の存在を調べることが可能です。歯の状態や健康がご心配な方は、早めに受診されることをオススメ致します。

【イメディスにて歯周病菌の検査をすることのメリット】

イメディスシステムは、体調不良や病気の原因と症状の関連性を調べることを得意としています。

上記の例のように、歯周病菌が体内の他の部位に影響を及ぼしている場合に、通常の検査時間内にて効率的に関連性を調べることが可能です。

歯周病菌の存在の確認、体調不良の部位の確定、そしてその二つの反応をかけ合わせて検査することで関連性を見つけます。

毎日の口腔ケア、専門歯科医でのメンテナンスと合わせてイメディス検査をご利用ください。

※ この記事はlabo.imedis.jpから移行されました。

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