春に流行する百日咳 - 2025年月6号

春に流行する百日咳 - 2025年月6号

MEDICAL SUPERVISOR / 医師監修
村上院長 (IMCクリニック)
IMCクリニック院長として統合医療・波動医療の臨床に従事。イメディスジャパン提携クリニックにて本記事の医療関連情報を監修しています。
※ 本記事は健康情報の提供を目的としており、医療行為・医療的診断を代替するものではありません。症状がある場合は医療機関にご相談ください。

春に流行する百日咳 - 2025年月6号

この記事は、IMCクリニック来院患者様、オンラインショップの購入者様にお渡している「IMEDIS News - イメディス新聞(月刊)」に掲載している「IMCクリニック情報」の内容となります。

IMEDIS News 2025年6月号掲載内容


百日咳とは?

百日咳(ひゃくにちぜき)は、ボルデテラ・パーツシス - Bordetella pertussis(百日咳菌)という細菌が引き起こす急性の呼吸器感染症です。患者の咳やくしゃみの飛沫(しぶき)を介して人から人へうつり(飛沫感染)、非常に感染力が強いことが特徴です。

潜伏期間(感染から症状が出るまでの期間)は約1〜2週間で、その後に症状が現れます。病状の経過はカタル期・痙咳期・回復期の3段階に分かれ、全体で2〜3か月程度と長期にわたります。咳が長く続くことから「百日咳」の名があり、英語では激しい咳の際の笛のような呼吸音から “Whooping Cough” と呼ばれます。


【主な症状と経過】

百日咳の症状は、初期はかぜに似ていますが次第に特徴的な咳へと変化します。典型的な経過は次のとおりです:

  • カタル期(初期、約1〜2週間): くしゃみや鼻水など普通の風邪に似た症状で始まり、徐々に咳の回数が増えて激しくなります。この時期は細菌を多く排出しており最も感染力が強い段階です。

  • 痙咳期(けいかくき、約2〜3週間): 百日咳特有の発作的な激しい咳(痙咳(けいかく))が現れます。コンコンコン…と短い咳を連続した後、息を吸う時に笛を吹くような「ヒュー」という音が聞こえるのが特徴です 。咳の発作は夜間に多く、しばしば咳き込みによる嘔吐も伴います。激しい咳を繰り返すことで、顔のむくみや結膜(白目部分)の充血、鼻血が出ることもあります。

  • 回復期(約2〜3週間): 咳発作は次第に頻度が減り、2〜3週間かけて徐々に治まっていきます。ただし、この時期でも急に咳がぶり返すことがあり注意が必要です。

乳幼児では特に症状が重くなる傾向があります。生後6か月未満の赤ちゃんでは、典型的な「ヒュー」という咳声が出ず、呼吸が止まったように見える無呼吸発作を起こしたり、皮膚や唇が紫色になるチアノーゼや痙攣、最悪の場合呼吸停止に至ることもあります。こうした合併症として肺炎や脳症が生じるケースもあり、乳児では命に関わる危険性が高い病気です 。

一方、大人の場合は症状が子どもほど典型的ではありません。ワクチンや過去の感染である程度免疫を持つため、激しい咳発作(笛声音や嘔吐を伴う咳)を示さないことが多く、単に長引く咳として軽く見られてしまう傾向があります。しかし大人も数週間〜数か月にわたり咳が続く点は共通しており、その間に本人は軽症でも周囲の乳幼児にうつしてしまう危険があります。特に家庭内で赤ちゃんがいる場合、家族の軽い咳から感染が広がることがあるため注意が必要です。

【現在の流行状況(日本国内・2025年4月)】

2025年に入り、日本国内で百日咳の患者報告数が急増しています。特に乳幼児や学童など子どもの患者が多く報告されており、東京では乳児の死亡例も確認されるなど重症例の報告もあります。感染症の専門家からも「これほど急速な広がりは近年見られなかった」と指摘されており、各地で警戒が呼びかけられています。

なぜ春に流行するのか?

百日咳は季節に関係なく一年中発生し得る感染症ですが、流行のタイミングにはある程度の周期性が指摘されています。一般的に数年おきに大きな流行が起こる傾向があり、近年では春から夏にかけて患者報告が増えるケースがみられます。

2025年春に大流行している背景としては、新型コロナウイルス流行下での行動制限やマスク着用緩和との関係が考えられます。

2020〜2022年はコロナ対策の影響で百日咳患者も大きく減少しましたが、その間に自然感染する機会が減ったことで集団免疫が低下し、感受性の高い人(免疫を持たない人)が増えた可能性があります。

また2023年以降にマスク着用や人々の交流が平常に戻ったことで、百日咳菌が広がりやすくなったと考えられます。4月は日本では新学期・新年度が始まる時期でもあり、学校や保育園で新しい集団生活がスタートすることで子ども同士の接触が増えることも一因かもしれません。


【日常生活での感染対策】

ワクチン以外にも、日頃から以下のような基本的な感染対策を心がけることで百日咳の予防に役立ちます。

  • マスクの着用・咳エチケット: 百日咳は飛沫感染するため、マスク着用は有効な予防策です。特に咳やくしゃみが出るときはマスクをし、周囲への飛沫拡散を防ぎましょう。マスクがない場合でも、咳やくしゃみをするときはティッシュや袖で口鼻をおさえる咳エチケットを徹底してください。

  • 手洗い・消毒: 咳やくしゃみの飛沫から接触感染する可能性もあります。外出後や咳をした後は石けんと水でこまめに手洗いを行い、必要に応じてアルコール消毒も活用しましょう。家族でタオルを共用しない、口に入れるおもちゃは清潔にする等も有効です。

  • 乳児を感染から守る: 家庭や保育の場で赤ちゃんを百日咳から守ることが重要です。乳児はワクチン未接種・接種途中であるため感染しやすく重症化リスクが高いので、周囲の大人や兄姉が体調不良のときはできるだけ乳児との接触を避けるようにします。



【受診の目安(どんな症状が出たら受診すべきか)】

百日咳は早期に治療すれば重症化防止や他者への感染拡大防止につながります​。特に乳幼児は症状が急変しやすいため、少しでも様子がおかしいと感じたら早めに医療機関を受診してください。以下のような場合は受診を検討しましょう。

  • 咳が長引く・ひどくなるとき: 「ただの風邪かな?」と思っても、咳が2週間以上続いている場合や、日増しに強くなってきている場合は百日咳の可能性があります​

  • 特に周囲で百日咳が流行している地域では、咳症状が出始めた段階で早めに受診することをおすすめします​

  • 特徴的な咳や症状があるとき: 前述したような発作的な激しい咳込みが出たり、咳の最後に「ヒュー」という音が聞こえる場合、あるいは咳で吐いてしまうような場合は百日咳を疑ってください​。「夜間に咳き込んで眠れない日が続いている」「市販薬を飲んでも咳が治まらない」などの場合も受診を検討しましょう。

  • 乳幼児の場合: 赤ちゃんがゼーゼーと苦しそうに呼吸している、顔色が悪くなる(唇や手足が青白くなる)、激しく泣いた後に咳き込んで呼吸が止まるように見える、などの症状が見られたら緊急です​。躊躇せず速やかに医療機関を受診してください。


イメディスで出来ること

イメディスシステムには「百日咳 - Bordetella pertussis」を調べる項目が存在します。この項目の周波数の反応があるかないかを調べることで、菌へ感染しているかを特定することが出来ます。

また、呼吸器系のどの部位(咽頭、気管、肺など)に強く影響を及ぼしているかも調べることが可能です。

診察だけでなく、治療の項目もイメディスシステムに用意されています。周波数によるトリートメント、シャーリックレメディによる対策のどちらも対応しています。

早めの受診をオススメいたします。

緊急性を伴う場合もありますので、一般の医療機関での診察と併用してご利用ください。

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※ この記事はlabo.imedis.jpから移行されました。

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